from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

工業用の塩が給食に

中国特快新聞にまた危ない?話が載っていた。

河南交通職業技術学院の学生食堂で長期にわたって、使用が禁止されている工業用の塩が給食に使われていたとして6月30日検査が行なわれた。鄭州市衛生局が全市で行なっていた検査の時、この学校の食堂で56袋の工業用の塩を見つけた。これらは国が食品の安全に関する規定の中で使用を厳重に禁止している塩だった。食堂の責任者によると、この塩は塩の卸売り業者が持ち込んだもので普通の塩よりも安かったらしい。計算するとこの学校の2000人の学生は一人がひと月に250グラムほどこの塩を消費していたことになる。食堂全体ではひと月に600キログラム使用していた。工業用の塩を長期にわたって体内に取り入れていると、ヨード欠乏症になり知力などに深刻な影響を与える。

「工業用の塩を長期にわたって体内に取り入れていると、ヨード欠乏症」になるというのは、初めて聞いた気がする。日本では長らく専売公社が販売する「塩化ナトリウム」を食べさせられてきたが、海草類をよく食べていたから問題にならなかったということか。岩塩にもヨードがごく微量にしか含まれていないため、岩塩を食する国ではヨード入り塩が売られているようだ。