from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

中国人のプライド


FujiSankei Business i. 」に

米ファストフード大手マクドナルドの中国での最新テレビCMが、中国民衆の大きな怒りを買っている。中国人男性が相手の男性にひざまずいて哀願しているシーンが、「中国人を侮辱している」という。すでに、上海や西安など中国の数都市で放送中止に追い込まれており、マクドナルド製品の不買運動すら起きかねない状況だ。
中国ではこれまでにも米スポーツメーカーのナイキや、トヨタ自動車などのテレビCMや広告が批判を受けており、細心の注意が必要なようだ。
問題になったマクドナルドのCMは、レコード店の入り口付近で、2人の男性が話をしており、1人の男性が「この割引券はもう期限切れなのですか」と尋ねている部分。
次の場面で、この男性は、急にもう1人の男性の前にひざまずいて、両手で相手の体を押さえつけて、割引券が有効であるように哀願するが、相手の男性は胸をそらせて、「もう期限が切れている」と言い張って頼みを無視。すると、次の場面で、軽快な音楽とともに「マクドナルドの割引券は365日有効です」というナレーションが流れる。

というニュースが流れていたが、そうなんだと思う程度のものだった。日本じゃどってことのないCMだもんね。
これに関連して、「萬晩報」で早大アジア太平洋研究センター特別研究員の文彬さんがこのCMを制作した「レオ・バーネット(Leo Burnett)は、年間売上35億ドルを誇る世界最大の広告代理店であり、豊富で高品質なサービスメニューの中でも特に企業のブランド構築力とアイデアの考案力に定評があると言われているが、大陸におけるビジネス活動でしばしば壁にぶつかっていることから中国に対する理解の浅さが露呈している」といい、

(中国)国民はプライドが高く(それはしばしば夜郎自大やコンプレックスによる屈折した心理である)、排外思想が根強い。そして政治的、文化的及び歴史的タブーの多い中国における広告業では、「中国文化」と民衆やマスコミの動向に敏感な専門家が必要不可欠である。

といっている。この中国人のプライドの高さは日本人にはなかなか理解できない。今日中間で色々な摩擦が起きているが、中国人のプライドの高さが一因とも言えるかも知れない。