from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

上海にいたときによく「多利川菜」という四川料理の店に行っていたが、なぜ店の名前に「川菜」と付けているのか知らなかった。四川の略称である「川」と料理を表す「菜」を組み合わせて、四川料理のことを「川菜」と呼ぶそうだ。言われてみるとなるほどだ。中国で一番人気のある料理は、この四川料理とのこと。2番は日本で一番親しまれている「広東料理」。その後は、「浙江料理」「江蘇料理」と続く。「北京料理」や「上海料理」はあまり人気がないようだ。実際、上海料理を食べてすごく美味しいと思ったことはない。昨日、横浜の中華街を歩いていたら、上海で人気の「上海人家」登場とあったが、流行るんだろうか。上海の「上海人家」では、日本式刺身を出していたが、刺身も出すんだろうか。

26日午前8時11分、豊台区の病院の前で客待ちをしていたタクシーの運転手は
病院から慌てて出てきた夫婦を見つけた。妻が双子を出産しそうになっているので、
40キロ離れた産婦人科まで車を飛ばして欲しいと言う。しかし渋滞していなくても
一時間半はかかる距離である。とりあえず違反で捕まったとしても何とか急いで病院
に連れてゆこうと考えた運転手は、時速110キロを超える速さで飛ばした。しかし
距離がかなりあるので、万一渋滞に引っ掛かると身動き取れなくなることを考えた運
転手は警察に電話し援助を頼んだ。タクシーの位置がはっきりしなかったが警察は三台
のパトカーを出動させタクシーを捜し出し、タクシーの前を走り誘導し46分後病院に
たどり着くことができた。医師の話ではあと10分遅れていたら胎児はどうなっていた
か分からないということだった。警察の粋な計らいである。

これは美談として語られているが、豊台区の病院の対応がよくなかったことの方が問題だ。

中国の淡水資源はブラジル、ロシア、カナダに次いで世界4位となる2兆8000億立方メートルに達するが、1人あたりの水資源は世界平均の4分の1にあたる2300立方メートルにとどまり、全国の600都市のうち400都市が水不足となっていることを明らかにした。全国都市部では現在60億立方メートルの水が不足している。また水不足とともに水環境汚染も深刻化。河川などの水資源は汚染され、黄河などの大河の水も枯れ、地下水の過剰使用による地盤沈下などの問題も目立っている。

これに対して、「中国科学院広州地球科学研究所の人が「水不足対策として都市での水使用計画、節水計画を制定、循環型の水資源利用を促進するなどの措置を採るべき」といっているというが、計画的にことをはこぶことができないのが今の中国。この水不足と電力不足で、いつ中国の経済がおかしくなるか分かりゃしない。