from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

朝から雨。国際マラソンがある日であったが、見に行けかなった。上海市のホームページによると、1万5千人以上の人が参加したと書いてあった。

前の会社のUさんが出張で上海に来ていて、上海を案内してといってきたので、午後宿泊先のホテルまでタクシーで行った。豫園に行きたいということであったが、雨がしっかり降っていたので、上海博物館に行くことにした。タクシーに乗って行き先を告げるが通じない。仕方なく「上海博物館」と紙に書いて見せた。それで上海博物館に行けると思って安心していたら、全然違う場所でタクシーが止まった。着いたというので、その建物を見たら、「自然博物館」の看板が見えた。それで今度は地図を見せた。やっと分かってくれ、時間はかかったが、無事上海博物館に着いた。

上海博物館は二度目であったが、今回も見応えがあった。遙か彼方の時代、紀元前に作られた青銅器や磁器。高度な技術と芸術性の高さに驚かされる。現在では再現できない技術もあるという。閉館までの2時時間はあっという間に過ぎた。途中、休憩のために館内の喫茶店に入ったが、散々待たされたあげく、お茶もコーヒーもないという。仕方なく、瓶入りのオレンジジュースを飲んだ。

静安寺の近くで妻と子供と待ち合わせることにして、地下鉄で静安寺に向かった。時間があったので、久光百貨店を案内した。一見日本と変わらないように見える品揃えにUさんは驚かれていた。実際には欲しいものがあまり置いていないのだが。

妻と子供が到着し、そのタクシーで湖南料理の店に行った。子供は串焼きのエビが気に入ってしばらくはよく食べてくれたが、お腹が一杯になると、また席を降りて店内を動き回り、落ち着いてご飯を食べられなくなった。最後にスイカが出て、また席に戻って、しっかりスイカは食べた。

夕食の後、有名な新天地に行った。妻が一度来たことがあるというバーに入った。店の女性オーナー自身が設計した店で、ガラスを使った装飾が綺麗であった。妻と子供はしばらく一緒にいたが、先に帰った。Uさんとはしばらく飲んだあと、店を出て新天地全体をさっと歩いたあと別れて、タクシーで帰ってきた。