from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

バスの窓からあたりの風景を眺めていたら、若い男性が植木に薬液を散布していた。エアコンがない1元バスに乗っていたので、窓が開いていて、ちょっとその薬液の匂いがバスが中に入ってきているようだった。薬液を散布している若者は、マスクもしていなかった。

バスが進んでいくと、今度は女性が伸びて先が不揃いに植木を刈り込んでいた。植木が密集していて、植木の中に入り込んで作業を行っていた。

上海では、緑を増やそうと努力しているようだが、元々緑地帯がなかったところに無理矢理緑地帯を作ったような形跡がある。男性が薬液を散布していた植木は、高架路の下にあり、雨がまったく当たらない場所にある。年中スプリンクラーを回していないと枯れてしまいそうだ。高架路の両端には元々緑地帯を作る計画がなかったようで、植物を植えたプランターを並べて置いてあるだけ。これらは、無いよりはましという程度のものだ。

新しく作られている公園も綺麗に保持しないといけないという意識が強すぎるのか、芝生に入ってはいけないところが多いし、子供が遊べる場所がないところが多い。また、立派すぎる公園の管理事務所があったりする。そういう公園には、人がほとんどいない。公共の場所でのマナーの悪い人が大変多い上海ではあるが、人が入りにくい公園を次々と作ってもしょうがないと気がするが。