アメリカ北東部のニューハンプシャー州で８日に行われた予備選挙は、ほぼ開票作業が終わりました。ＡＢＣテレビなどによりますと、８年ぶりの政権奪還を目指す野党民主党は、開票率９６％で、クリントン上院議員の得票率が３９％、オバマ上院議員が３７％、エドワーズ元上院議員が１７％で、クリントン氏がオバマ氏をおさえて勝利しました。先週のアイオワ州の党員集会で３位に甘んじ、いわば背水の陣で臨んだクリントン氏は、支持者らを前に演説し、「復活の機会を与えてくれたニューハンプシャーに感謝しています。国の将来のために皆さんが声をあげてくれたのです」と述べて勝利を宣言しました。また、これに先だって、オバマ氏も「クリントン氏の勝利におめでとうと言いたい」と述べました。民間の調査会社が行った出口調査によりますと、アイオワではオバマ氏に流れた女性票が今回はクリントン氏に多く投じられ、主に女性の支持がクリントン氏を押し上げたものとみられます。
