from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

茶番劇

ごまめの歯ぎしり「総裁選挙とマスコミ」から。

都道府県連の予備選挙の結果を当日まで発表するなというお達しが選挙管理委員会からでているようだが(アホな話だと思うが)それに引っかけて、議員個人が選挙区でやっている予備選挙の結果を公表してはいけないと一回生にプレッシャーをかけている奴がいる。
一回生にはそうやって電話するくせに、僕にはなにも言ってこないことをみると、インチキだということがわかる。きっと、誰かにゴマすっているんだろう。
選挙区の党員の意向に従うといっている議員が、その予備選挙の結果を事前に公表してはいけないというならば、全ての議員が誰を支持するか、投票前に公表してはいけないということになる。
それなら一番悪いのは、談合直後に福田さんと言った、あの親分衆ではないか。

週刊金曜日福田康夫氏と小沢一郎氏が手を結んだら――考えるとぞっとする」から。

安倍首相があまりも惨めな引っ込み方をしたので、福田氏の支持率はそこそこの高さとなるだろう。記者会見や街頭演説を見ても、「久しぶりに首相らしい首相」との印象を醸し出すことに成功している。「話し合い解散」の可能性を打ち出すなど、民主党を混乱させる手口もなかなかのものだ。
安倍政権から離れた自民党支持者(消極的支持者も含め)のかなりの部分は、福田自民党に帰ってくるだろう。となると、民主党は今までのような強硬路線がとりにくい。福田氏と対決姿勢を強めることが、必ずしも自党の伸張に結びつかないからだ。このような状況下では、最大の焦点であるテロ特措法は、自民党が新法をつくり、最終的には民主党も「国家のために」と受け入れる可能性が強い。
問題は、このことが両党にとって「成功体験」になることだ。仮に民主党自民党化し、保守の二大政党が実現したらどうなるのか。何のことはない、自民党の派閥争いと一緒である。政権交代は、実質、党内闘争でしかなくなるのだ。
改憲論者の小沢氏が、決してリベラルとは思えない福田氏と手を握ったらどうなるのか。自民、民主両党による大政翼賛体制の出現――これこそが「危機」である。