from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

衆議院本会議なんてどこかの独裁政権下の国会とまるで同じ

ごまめの歯ぎしり「議長の怒り」。

衆議院議長から各党に対し、本会議の出席率が悪い、本会議での態度が悪いとのお叱りが。
そういえば、新人議員が、最近議長が議長席から議場を見渡して、空席になっているところを議員便覧を片手にチェックしているという話を聞いた。前のほうの席だと議長が議長席で何しているかよく見えるのだそうだ。
年輩の議員は、さすが河野議長だなどと感心している。
ぼくは、...ため息をつく。
・・・・
今の衆議院本会議なんてどこかの独裁政権下の国会とまるで同じで、発言はお互いに原稿を読み上げるだけ、発言者はあらかじめ決まっていて、手を挙げたって絶対に指名されることはない。全ての発言者が黙々と原稿を読み上げるのだ。
しかも、自民党の場合、よっぽどのことがない限り、本会議での発言はできない。僕は去年、当選九年目にして初めて本会議で5分の質問をやった。僕の同期でまだ本会議で発言していない議員も少なくない。
しかも本会議での発言の多くは質問であり、あるいはただ言いっぱなしで論戦にならない討論(つまり各党がアリバイを議事録に残すためにやるもの)なのだ。
この間の教育基本法の採決でもわかるとおり、一番多い起立採決では、個々の議員が賛成したか反対したかも記録に残らないのだ。
記名投票なんか年に数回しかないし。(中国の全人代の議員から、日本ももう少し民主的に国会運営をやったらどうかといわれたことがある!)