from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

ボーッとしている

今日は7時前に自分で起きてきた。睡眠に程よい気温になって熟睡できているからかな。
「今日も走っていく?」「きょうはじてんしゃがいい」。「見てごらん、今日の太陽は白いよ」「うん、くもにかくれそうだね」「雲が太陽を隠すのか、太陽が雲に隠れるのかどっちだと思う?」「くもがたいようをかくすんだよ」。
今日も会社から帰ってきたのは9時。まだ帰ってきたばかりのようで、「今日は○○くんのうちでご飯食べた」と妻が言った。
「今日は保育園で何した?」「てつぼうとどんじゃんけんげーむ」「逆上がりできたの?」「できない」「だれができた?」「○○ちゃんと○○くんと・・・」「ドンジャンケンゲームって?」「おとことおんなにわかれてじゃんけんするげーむ」「ふ〜ん」「ひきわけだった」。連絡帳を見ると「前の男の子が負けたらスタートしなくちゃいけなのにボーッとしている○○くん。スタートがおくれるのでした」とあった。
幼児教育実践研究所「さいしょはグー、ジャンケンポン!」から。

行動観察の一つとして、「ドンジャンケンゲーム」を行いました。クラスの子ども達を二つに分けチームを作り、勝ち負けを争います。床の上に作られた細長い道(枠)の上をケンケンで中央まで進み、そこでジャンケンをします。そして、勝った子どもはドンドン前に進んで、相手の陣地(×印)を踏みにいくというものです。
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まず、道の途中でジャンケンをするのですが、相手のリズムに合わせてジャンケンをすることのできない子がいます。ワンテンポ遅れて後出しみたいになってしまうのです。相手に勝つためにわざと遅れて出しているのだったら、注意すれば済むことです。でも、そうではありません。ジャンケンのリズムについていけなくて遅れてしまうのです。
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また、もう一つ気になることがありました。それは、ジャンケンをすることはできても、相手が自分の陣地に入ってくるのを防げないということです。味方がジャンケンで負けたらすぐにとび出していかなければならないのに、ぼうーっとしていて、×印を簡単に踏まれてしまうことです。すぐに前に出ることは、逆に相手の侵入を防ぐという意味を持っているのですが、そこのところがよくわかっていないのです。攻める(前に出る)ことに精一杯で守るということが意識できていないのです。二つのことを統合して考えることができないという、五歳児の思考の特徴がこうした遊びの中にも表れてしまうのです。