from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

アメリカ人が働かなくなっている

JMM『「民主主義の変質」from 911/USAレポート』から。

タッカー・カールソンという、以前CNNの「クロスファイヤー」という派手な政治討論番組で人気のあった評論家が、こんなことを言っていました。
「僕は、今回の移民法論議を聞いていると空しくなるんですよ。今、不法移民が急増している都市はどこか知っていますか? それはニューオーリンズなんです。ハリケーンでやられた復興のために建設の仕事がたくさんあるんですが、お金にはなるんだけど、キツい仕事なんですよね。そういう仕事はみんな不法移民に頼らざるを得ないんです。肝心のニューオーリンズにいた人たちは、今でもヒューストンなんかの仮住まいをしていて、連邦に食べさせてもらってるのですから皮肉なもんですよ。移民が良い悪いという前に、アメリカ人が働かなくなっている、この問題をどうしたら良いのか。勿論、人種の問題とかありますけど、僕は考えているうちに何だか悲しくなってくるんです」