from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

ライブドア事件(6)

nikkeibp.jp立花隆:小泉政権揺さぶる BLT 問題」から。

ライブドアの前身の「オン・ザ・エッジ」という会社を立ち上げるとき、堀江容疑者はその資金のほとんどを、当時の彼女の父親から借金していた。彼女とうまくいっていた間は、それは借りたままでよかったのだが、そのうち、会社が成功し、お金もできて、堀江容疑者には別の彼女ができてしまった。それが彼女にバレ、堀江容疑者は彼女と別れなければならない羽目におちいった。
当然その借金を返さなければならない(というか、その父親が持っていた株式を時価で買い戻さなければならない)ことになった。それは会社を立ちあげたときは600万円ほどだったといわれるが、彼女と別れるときには、会社が成功して、上場もしていたおかげで、時価にして、5億円近くになっていた。当時の堀江容疑者は、社長とはいえ、所得は1000万円台で、5億円の借金をおいそれと返せるほどの金はなかった。そこで一時しのぎにヤミ金融の金を借りたといわれる。
あの記事を書いた頃私は、堀江容疑者について書くために、いわゆる堀江本を片端から集めて読破していった。すると、その当時は、いろんな本に少しづつ自分の過去のことが書かれてあって、そういう話をつなぎ合わせると、いま書いたような話になったのである。
それがヤミ金融からの借金で、その借金をしたばかりに、その後どれほど苦労することになったかまで、堀江本のあちこちに書かれていた。「ヤミ金融」という言葉そのものは使われていなかったが、それ以外のものではないことがすぐにわかるような表現で書かれていた。