from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

子供を託児所に迎えに行っての帰り、黒のアウディが車道に入ったところで止まっていた。どうしたのかと、自転車を止めてよく見てみおてみたら、アウディを運転していたらしい中年男性が車の脇に横たわった若い男性を抱きかかえて歩道に連れてこようとしていた。自転車が歩道に倒してあったから、自転車に乗っていた若い男性をアウディが跳ねたようだった。血が流れていなくて意識があったから、軽傷で済んだように見えた。

車が脇道から主要道路に入るには、幅が3m近くある自転車道を横切らないといけない。左折するときは、左折するタイミングを図るために車道近くまで出て待っているとと、自転車道を塞いでしまうことになる。そのため、左折できそうになると、自転車が来ていても強引に自転車道を突っ切って車道に向かう車が多い。自転車を乗っている人達は、車が脇道から出てきてもスピードを緩めないでその脇をすり抜けていく。いつ事故が起きてもおかしくないようなことが毎日繰り返されている。

夜、上海で駐在員をされているGさん家族とガーデンホテルで食事をすることになっていて、子供に「タクシー乗って、ホテルに行くよ」というと、「タクシーのうんてんしゅさんにちゃんといえる?だいじょうぶ?」といわれてしまった。前回タクシーに乗ったときに行き先を何回も聞き返されたのを覚えていたのだ。幸い今回は一度も聞き返されなかったが、いい加減な発音に慣れている運転手さんだったのだろう。

先日、初めてスターバックスに入った。上海商城のリテールプラザにあるスターバックスだったが、こじんまりしていて、まだ出来て間もないように見える綺麗な店だった。土曜日の夕方だったが客は二三人しかおらず、空いていた。カフェラテと、カップにスイカなどのフルーツが入っているのを見つけて食べたいというのでそれを頼んだ。20元だった。

高級なお店ばかりが並ぶ上海商城はテナント料が相当高そうだが、あんな小さなコーヒー店で利益が出るのかどうか不思議だった。そう思っていたら、田中宇さんの国際ニュース解説(http://tanakanews.com/)に、中国でのスターバックス出店についてのことが書いてあった。目立つ場所に出店することによって、投資家達に存在を印象づけ、投資を促進される効果があるという。そういう意味があるとは考えてもみなかった。