from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

こちらの交通事情にも多少慣れてきた。横断歩道を渡るときも、それほど怯えなくなった。中国人と同じように、交通整理員のすきをみて、日陰になる高架橋の脇までこっそり渡ったりするようになった。

毎日のようにいた交通整理員や公安の人がここしばらく近所の交差点に立たなくなった。交通キャンペーン期間が終わったから?暑いから?理由は分からないが、見かけない。

監視人がいなくなると、ルールが守られないのが中国である。赤信号でも車が来ないとどんどん渡る。ちょっとでも車の列が切れると、行けるところまで行く。信号が黄色になると、すぐにみんな一斉に渡り始める。車も信号が黄色なら当たり前のように突っ込んでくる。まだ目の前で交通事故は見ていないけど、いつ起こっても不思議ではない。

こんなことを書いてはいるけど、アパートの敷地から出てバス停に向かうときは、横断歩道を渡らずに、片側3車線の道路を車の列が途切れるのを待って、中央分離帯がある訳ではないが、小走りに道路の中央までとりあえず行く。しばらく車が行き交う道路の中央に佇んだまま、もう一方の車線の車が途切れるのを待って、ようやく渡りきる。しかも、子供を抱っこして。

道を挟んで、アパートの敷地の入り口の斜め向こうにバス停がある。横断歩道を渡って、そのバス停に行こうとしたら、5分はかかる。

車が流れている道路を1車線ずつ渡っていく人がいる。それはまだできない。