from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

今日の午後、突然激しい雷雨が来た。その前に強風が吹いて、洗濯物が飛ばされるかもと思って取り込んだ矢先のことであった。

子供を託児所に迎えに行くころには雨は止んでいたが、あちこちに大きな水たまりができ、子供は大喜び。帰り道、大きな水たまりのところに来ると、チャプチャプ。アパートに帰り着いたときには、靴とズボンはしっかりビショビショ。今夜は、ちょっとだけ涼しくなりそうだ。

昨日、バスに乗ってラーメンを食べに出かけ、ラーメン屋がある国際貿易センタービルに入ろうとしたとき、頭上で何かが鳴く声が聞こえた。耳を澄ますと、蝉の声だった。日本で聞く蝉の声とちょっと違うようだけど、確かに蝉の声だ。

上海に来て、蝉の声は聞いたことがなかった。上海は緑は少ないが、小鳥の声は聞こえる。アパートの敷地内はそこそこ樹木があって、いつも小鳥の声が聞こえる。「ピーピョヨピヨ、ピーピョヨピヨ」と鳴く鳥がいる。聞いていて気持ちがいい声だ。

だから、アパートの近くで蝉の鳴き声が聞こえてもいいはずだけど、一度も聞いたことがない。蝉時雨も懐かしいものになってしまった。