from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

「ゴッホ展──響きあう魂 ヘレーネとフィンセント」を観に行った

6時過ぎに起床。

コーヒーを飲みながら、テレビをつけると、「終わらない“MINAMATA”」というドキュメンタリーをやっていた。「MINAMATA ミナマタ」と、今も水俣病の被害を訴え続けている佐藤英樹さんと胎児性水俣病患者の坂本しのぶさんの現状。今年8月末までに出された熊本県と鹿児島県の合計の申請件数が28114件なのに対して、水俣病に認定されたのは1割にも満たない2283件。すでに亡くなった両親が水俣病と認定されたのに、佐藤英樹さんは水俣病の症状があるのに未だに水俣病に認定されておらず、患者としての認定を求め続けている。6月に行われた裁判で、熊本県側の弁護士から、魚釣りが出来るから水俣病ではないのではないかと反対尋問され、ニセ患者扱いされたと熊本県の職員に訴えるが、聞き入れてもらえない。ユージン・スミスに撮影されていた坂本しのぶさんは努力して歩けるようになって水俣病の悲惨さを訴え続けてきたが、65歳の今は車椅子生活で水俣病の療養施設に泊まることが多くなった。

「終わらない“MINAMATA”」の後、NHK+で「看護師たちの限界線~密着 新型コロナ集中治療室~」を見た。第4波時に東京女子医科大学病院の集中治療室で働く看護師さんに密着した記録。使命感で耐え続けるが、看護のかいもなく、次々と亡くなっていく患者を目の前にして心が折れ、ついには退職を申し出る。

朝ご飯を食べながら、ニュース番組を視聴。

午後も、ドキュメンタリーを見続けて、「グレース・ケリー 知られざる素顔」とドキュメント72時間「ワケあり食品店 激安の裏側に」を見た。

2時過ぎにうちを出て、上野駅へ。上野駅に着くと、構内が変わっているような気がした。駅ナカ蕎麦屋に入って、昼ご飯を食べた。

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駅を出ると、改札の位置が変わっていて、道路がなく、信号待ちなく上野公園に行けた。

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緊急事態宣言開けの公園内はそこそこの人出。公園内をぶらぶらしてから、東京都美術館へ。

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予約時刻が16時だったが、館内に着いたのが15時45分でしばらく待った。

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16時前に「ゴッホ展──響きあう魂 ヘレーネとフィンセント」の展示室に入れた。会場内の人が多くはなかったが、近寄って見るにはしばらく待つ必要があった。

最初は、ヘレーネ・クレラー=ミュラーが集めたゴッホ以外の作品。スーラーの点描画やモンドリアンの抽象画、ルドンのキュクロプスもあった。次は素描のコーナー。情熱は感じるが、うまい素描ではない。次は暗い感じのオランダ時代の油彩画。パリに移動すると、急に明るくなる。いろんな技法を試している感じ。アルルに行ってから、ゴッホらしい画風に。「糸杉」はいい作品。17時20分頃に東京都美術館を出た。

18時15分頃に帰宅。鶏ゴボウご飯の炊飯をセットし、ちゃんこ鍋を作って、19時30分過ぎから、夕飯。