先週末にアメリカ国債の格付けが引き下げられた衝撃に加えて、ヨーロッパの財政危機への不安を背景に世界的な株安の連鎖が広がるなかで、ニューヨーク株式市場の取り引きに世界の注目が集まっていました。週明け8日のニューヨーク市場は、取り引き開始直後から売り一色の展開となり、オバマ大統領がアメリカ国債の格下げ後、初めて声明を発表したことに対しても目新しい内容がないと受け止められ、さらに株安が加速しました。ダウ平均株価は取り引きが進むとともに下げ幅を拡大し、終値は先週末より634ドル76セント値下がりし1万809ドル85セントとなりました。