from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

東京新聞愛知でも荒茶を検査 静岡の製茶基準値超えで

静岡県産の製茶から基準値を超える放射性セシウムが検出されたことを受け、愛知県は10日、県内生産地の9市町で摘まれた一番茶の荒茶について、放射性セシウムヨウ素の検査をすると発表した。
県によると、西尾市豊田市など5市の荒茶工場から13日にサンプルを抽出し、国立保健医療科学院(埼玉県)に検査を委託する。安城市など残る4市町は一番茶の荒茶の在庫が確認できず、既に全量が出荷された可能性もあるが、その場合、製茶や二番茶の荒茶で検査するという。
愛知県の生産量は2009年で959トンの全国10位。静岡県に隣接していることから、厚生労働省から検査実施の要請があった。

毎日新聞検証・大震災:福島原発、屋内退避 官邸「数日で終わる」

東日本大震災から3日後の3月14日午前、東京電力福島第1原発3号機原子炉建屋で水素爆発が起きた。菅直人首相ら政府首脳の協議は大激論となった。「避難指示を(半径20キロから)30キロ圏内まで広げるべきです」。内閣府原子力安全委員会側からの提案に、枝野幸男官房長官らは「30キロに拡大するのはいいが、屋内退避にとどめた方がいい」と反論した。
「30キロ避難」は大規模な避難計画の立案が必要になり、混乱する懸念があった。大勢の住民が避難中に再び爆発するリスクも考慮した。首相は枝野長官の主張を受け入れ、15日午前、「20〜30キロ屋内退避」を発表した。
「屋内退避はせいぜい数日で終わる」。だが、政府高官の希望的観測は後に覆される。