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子育ての日々の断片を書き綴る

情報小出しが続く

news.tbs.co.jp「東電、2・3号機でもメルトダウンと公表

1号機から3号機。「メルトダウン炉心溶融)」はそのすべてで起きていました。東京電力は分析の結果を、こうまとめています。
「炉心は一部溶融したものの、圧力容器の損傷には至っていない。ただし、実際の水位がより低い状態を想定した場合には、圧力容器の損傷に至るとの解析結果となる」(報告書より)
一読すると、さほど大きな事態に至っていないようにも見えます。しかし、カギとなる「水位」。現在、水位計は「水が燃料棒の半分まである」と表示されていますが、1号機同様故障し、ほとんど水が溜まっていない可能性が高いのです。東京電力も「水位が表示より低かった場合、燃料のほぼすべてが圧力容器の底に溶け落ちた可能性が高い」と分析しています。
さらに・・・。
「高温の溶融したペレットが触れることで、(圧力容器の底が)損傷受けている可能性はあると思っています。燃料そのものも一部は圧力容器から格納容器に移っている、落下していると」(東京電力の会見)
燃料が溶け落ちる「メルトダウン」。さらに、溶けた燃料が圧力容器を壊し外側の格納容器にまで達する、いわゆる「メルトスルー」が起きた可能性についても認めたことになります。
「継続的に炉心に注水することで、今後、大きな事象の進展はないと考えています」(東京電力の会見)
「事態は悪化しない」。その言葉を信じることはできるのでしょうか。