from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

また流出

NHKニュース「3号機ピット 汚染水流れ込む

11日午前、東京電力福島第一原子力発電所の3号機の取水口付近にある「ピット」と呼ばれる施設に、放射性物質を含む水が流れ込んでいるのが見つかりました。水に含まれる放射性のセシウムの濃度は国の基準の62万倍に上り、東京電力は、高濃度の汚染水が海に流出したとみて、水を止める対策を行うとともに、流出が続いていないか監視を強めています。
原発事故を担当する細野総理大臣補佐官は、11日開かれた記者会見で、「極めて重大な問題だと考えている。汚染水が外部に出ないように対応してきたが、防げなかったことになる。流出を止めるよう努力したい」と述べました。放射性物質を含む水の流出は、先月2日、2号機で、今回と同じような、ピットと呼ばれる施設のひび割れから高濃度の汚染水が海に流れ出ているのが確認されています。

NHKニュース「工程表作業 進捗状況に大きな差

東京電力福島第一原子力発電所の事故から11日で2か月になりますが、事故の収束に向けて示された「工程表」の作業は、原子炉建屋内での作業が始まった1号機と、それ以外の号機との間で進捗に大きな差が出始めており、工程表を実行に移していくことの難しさが浮き彫りとなっています。
「原子炉の冷却」については、工程表で、▽原子炉への注水や、▽水素爆発を防ぐための格納容器への窒素の充填、▽格納容器を水で満たす「冠水措置」の実施、それに▽熱交換器の設置の検討といった項目が示されています。このうち原子炉への注水は1号機から3号機まで継続して行われていますが、そのほかの項目については、1号機以外まったく着手できていません。