from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

映画「オーケストラ!」を観た

samso2010-04-29

7時半頃朝ごはんを食べ、8時前に息子は、「サッカーやってくる」と外に行った。
8時半頃、息子が一緒に遊ぶと言っていたS君から電話があって、今日は遊べないと。息子に伝えに行くと、「いっしょにサッカーやろ」。30分ほどサッカーに付き合った。キック力が強くなっていて、近くで蹴らせてトラップを失敗すると足がしびれた。
9時半過ぎにトレーニングに。それほど混んでいなかったのに、ランニングマシンの1台が故障したままになっていて、空きは1時間後だった。1時間ほど筋トレ。ちょっと疲れてからランニングマシンに乗った。すぐに10.5km/hにセットし走り始めたが、重かった。10.3km/hに下げてみたが、ダメ。10.0km/hまで下げた。それでもちょっと重いなあと思いつつ5分ほど走ってから、ふと傾斜度を見ると2.6%だった。すぐに0%に変えた。すごく楽になってまた10.5km/hに戻した。まずまずだったが20分過ぎに疲れ始め、速度を落とし始めた。10.0km/hにしてみたが、ダメで9.4km/hまで落とした。やっと調子が戻ってきて、あと2分でまた速度を上げ、最後は11.0km/hに。5kmは、29分33秒だった。
11時過ぎにうちに戻ると息子だけがいた。また新しいベイブレードを買いに行ったという別の「S君のうちに行くと言ったよね」と聞くと、午後から行くと。妻が帰ってきて、お昼。ご飯を食べると、息子は「5時半まで」と言って出て行った。妻も知り合いに会いに行きと言って、出かけた。
4時半過ぎにうちを出て、自転車で吉祥寺まで行って、井の頭線で渋谷に向かった。渋谷に着いて、吉牛で腹ごしらえ。500円のBセット。食事を終えてから、東急文化村へ。6階に行くと映画「オーケストラ!」の次回入場がすでに始まっていた。予約しておいたので、受付でプリントアウトした紙を見せると、すぐにチケットをくれた。満席だった。

予想以上にいい映画だった。ボリショイ劇場で清掃員と働いていたアンドレイは元指揮者だった。30年前のソビエト時代にブレジネフのユダヤ排斥運動によって、ユダヤ人楽団員とともにボリショイ管弦楽団を解雇されたのだった。部屋の掃除をやっていたときに、パリのシャトレ座から出演交渉のファックス。これをチャンスとみたアンドレイは元の楽団員を集めだす。マネジャーはアンドレイを解雇した元ボリショイ劇場支配人ガヴリーロフに頼んだ。なんとかスポンサーも見つけ、団員のジプシーバイオリン奏者のヴァシリの仲間に偽旅券を作ってもらい、パリに旅だった。団員たちはしたたかでパリをうろつきリハーサルにはやってこなかった。コンサートの前夜、アンドレイはバイオリンのソリストを依頼したアンヌに会う。昔のことを思い出し、禁酒していた酒に手を出した。アンヌは出演を断った。団員のサーシャがアンヌに会いに行き、「コンサートの最後に両親が見つかるかも」と言う。そのこととマネジャーの置き手紙で、アンヌは出演を決意。なんとか団員が集まって、コンサートが始まる。チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲ニ長調。最初はあきられる演奏だったが、アンヌの演奏で団員の気分が変化し、30年前の演奏が蘇る。クラシックを楽しめるだけでなく、ジプシーの曲なども。ソビエト時代と今のロシアの共産党員やユダヤ人の人間模様が浮き彫りにされる。ヴァイオリン協奏曲ニ長調を聴いて落涙。
映画館を出ると、妻からメール。電話すると、S君母子とEちゃん母子が来ていて、楽しんでいるようだった。9時過ぎにうちに着くと妻と息子はお風呂に入っていた。