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子育ての日々の断片を書き綴る

節約

janjannews「トヨタ自動車はリコール抑制で1億ドル節約と自賛」から。

トヨタ自動車は米当局との交渉でリコール費用を1億ドル節約したと自賛する文書を作成していた。トヨタが顧客の安全よりも利益を優先していたことを示す証拠となる文書であり、米国で高まるトヨタ批判の正しさが裏付けられた形である。トヨタは次から次へと問題が明らかになるという典型的な企業不祥事と同じ経過を辿っている。

Business Media 誠「なぜトヨタだけ? 同じハイブリッドでもホンダは大丈夫なワケ」から。

プリウスは油圧と回生を切り替える際、タイムラグができ、不具合が発生した。が、インサイトは「そうした切り替えがなく、ブレーキを踏めば油圧と回生の両系統が利く構造」(広報部)のため、プリウスのようなトラブルは起きない。
ホンダの方がすっきり単純なブレーキシステムになっているのに対し、トヨタは複雑な仕組みになっている。その複雑さが今回のトラブルにつながっている。
なぜ、トヨタはあえて複雑なシステムを採用したのか。業界関係者はこう指摘する。
トヨタのシステムの方が回生ブレーキの作動によって蓄えられる電力量が多くなるとみられています。蓄える電力量が大きくなれば、それだけ燃費性能も向上します。トヨタプリウスで量産車最高の燃費性能をアピールしたいがために、あえて複雑なシステムを採用したのでしょう」
エコカーにとって燃費性能は重要な項目。しかし、プリウスはそれがアダになってしまった。

Tokyo Automobile Study Group「トヨタ、リコール決定」から。

それにしても自動車ジャーナリスト、自動車評論家のコメントもほとんどが「回生ブレーキから油圧ブレーキへの切り替えで・・・空走」と発言しているのはどうなっているのか。2月4日のブログの中の図のように、もともと油圧はかかった状態の複合ブレーキであり、回生ブレーキ→油圧ブレーキに切り替えているわけではない。
また、空走感=減速gの抜けが発生すると考えられるのは、一定の条件下でABSが作動した時のみである。もちろん新聞やTVメディアでは、こうしたかなり突っ込んだところを理解した上で書いているとは思えないことはわかるが、業界の人間がこれではどうなんだ、といわざるをえない。