from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

高級官僚の天下り先確保

BPnet「森永卓郎:大幅割引といった妥協案ではやがて国土交通省に引っくり返される」から。

今後、国土交通省の役人たちはありとあらゆる手段を利用して、高速道路の無料化がいかに間違った考えだという主張を繰り返すだろう。偏った情報をマスメディアに流し、国民の世論を動かして民主党政府に揺さぶりをかけるに違いない。
ここで注意しなくてはならないのは、国土交通省に限らず、今の高級官僚のほとんどは国の将来や国民のことなど、これっぽっちも考えていないということだ。それは、わたしが役人をやっていたときに見聞きしたことからも、現在の官僚たちから聞いた話からも明らかである。
一部の意欲的な若い官僚を除いて、彼らが興味を持っているのは、自分たちの省庁の権益を拡大することと、天下り先を確保することだけなのだ。彼らは、高速道路が無料になって利権がなくなることを最も恐れ、それだけはなんとしても避けたいのである。
そんな人間のいうことを真に受けて、「無料化は日本の将来にとって大きな汚点になるかも」などと真剣になって心配するのは愚かしいことである。