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子育ての日々の断片を書き綴る

新型インフルエンザ対策:一人でも学級閉鎖

NIKKEI NET「新型インフル、32都道府県で学級閉鎖や休校の基準なし」。

新型インフルエンザの感染者が学校で出た場合に学級閉鎖や休校などを実施する基準が32都道府県で設けられていないことが27日までの文部科学省のまとめでわかった。基準を設けている15府県でも、閉鎖などにする場合の目安や期間などにばらつきがあった。
文科省によると、26日時点で都道府県単位の基準を設けていたのは、青森、秋田、山形、埼玉、神奈川、福井、長野、大阪、兵庫、鳥取、山口、高知、熊本、大分、沖縄の15府県。
 学級閉鎖は、青森と熊本が学級に1人、秋田、山形など6県は2人、大阪は5人前後の感染者が出た場合を目安としていた。学年閉鎖の目安は青森、兵庫など9県が「2学級以上が閉鎖した場合」、秋田、大阪など5府県は「学級を超えて感染拡大の恐れがある場合」とした。

木村盛世ブログ「症例報告もできない現状とは?」から。

今日は(株)サラヤ主催の講演会に行ってきました。医療関係者を対象とした新型インフルエンザ対策が議題でした。通常はあまりお話しすることもすくない、現場の医師や看護師の講演を聞くことができ大変貴重な経験でした。
「先生、もっと論文を医療機関から出してくださいよ。でないと、どこでどれだけ患者が出ているのか、だれが新型インフルエンザのハイリスクなのか本当のところはわかりません。国のサーベイランスなんて機能してませんから」
と切り出すと、
「それが難しいです。だってもし自分の病院スタッフが新型インフルエンザにかかったとしたら、院長が記者会見であやまらなければならない。症例報告だって、学会には報道陣がいますからむやみと出せないんです」