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子育ての日々の断片を書き綴る

噴飯ものの責任力

週刊ダイヤモンドビル・エモット 特別インタビュー:日本の次期総理は英ブレア前首相の貧困層対策に学べ

麻生首相マニフェスト発表時に「他党との違いは責任力だ」と述べたことは海外でも報じられたが、その“責任力”という言葉は、これまで約束を果たしてこなかった党の党首の口から出る言葉としてはいくらなんでも不適切だろう。
「2010年度後半に年率2%の経済成長を実現」「10年で家庭の手取りを100万円増やし、1人当たり国民所得を世界トップクラスに引き上げる」といった“文言”を、今さら国民にどう信じろというのか。少子化問題、教育問題の解決策もしかり、すでに政権担当時に実現できなかったことを改めて強調しても難しい。
むろん、民主党マニフェストも、ポピュリスト的な政策をたくさん掲げている点では同じであり、褒められたものではない。ただ、良い悪いは別にして、彼らには“未知数”というアドバンテージがある。フェアではないが、それが政治の現実だ。