from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

「レスラー」を見た

samso2009-06-20

今日は一日晴れた。
9時過ぎに息子と市民公園へ。キャッチボールを少しやったが息子がなぜがいい加減ですぐにやめ、サッカーに切り替えた。足が思うように動かず、二度も転んでしまった。やばい。
一度うちに戻って、紙飛行機を持って中央公園に行った。サッカーをやってから、紙飛行機を飛ばした。一度だけ風に乗って20秒ほど飛んだ。息子のはダメなようだった。妻が息子を耳鼻科に連れて行くと言っていたので、10時半過ぎにうちに戻った。11時前、妻は息子を連れて出かけた。
Webで調べたら、吉祥寺で「レスラー」をやっていることが分かって、見に行くことにした。上映時刻5分前にバウスシアターに到着。劇場に入ると人はまばらだった。
20年ほど前の栄光がスポーツ雑誌の表紙を見せることで語られていく。それが終わると控え室の片隅で試合を終え、体の痛みに耐えながら帰り支度をする男の背中。住処のトレーラーハウスに帰るがドアが開かない。車に戻って寝て、朝を迎える。近所の子どもたちに起こされる。子どもたちに付き合って、プロレスごっこをやる。この男の行き場所は贔屓のストリッパーがいる店だけ。薬づけの体で試合に臨んできたため、心臓発作で倒れ、心臓のバイパス手術を受けた。医者にはもうプロレスは無理と言われる。そう言われても練習を開始する。練習もできない体になったことを知る。急に孤独になり、ストリッパーに相談に行く。娘に会ってみたらと言われ、長年会っていなかった娘に会いに行く。放ったらかしにして娘には素気なくされる。が諦めきれずにもう一度ストリッパーに相談してプレゼントを持って出かける。今度はうまくいき、娘と散歩する。昔のいいときの思い出が蘇り、娘は食事をする約束を受けた。ストリッパーに冷たくされたことで泥酔。気がついたら、娘と約束した時刻がとっくに過ぎていた。会いに行くがもう娘は許してくれなかった。スーパーでの仕事を増やして生活をしていこうとするが、客が彼の正体を見破ろうとしたことに腹を立て、スーパーから飛び出し、20年前に戦った男と試合をすると決意する。ストリッパーは彼のことが気になり、試合会場に駆けつける。男は彼女の言うことを聞かず、試合に臨む。こんなストーリーだった。男にとってはこの人生は輝いたものに写るけど、振り回され残された除せたちにとってはどうなんだろう。ミッキー・ロークは本物のプロレスラーに見え、マリサ・トメイも本物のストリッパーに見えた。プロレスの試合も迫力あるものだった。ミッキー・ロークは最初まったく変わってしまったように見えたが、手術後の彼を見たときあたりから昔の面影が蘇ってきた。ブルース・スプリングスティーンの主題歌はこの映画らしい男っぽいいい曲だった。

お昼を食べたあと、散髪に行き、息子の水泳教室を見に行った。

息子たちはバタフライの練習をしていた。検定は終わったようだった。練習が終わって待合室で待っていると、「うかったよ」と息子がやってきて言った。検定用紙を見ると、30mクロール(前回りターン)【46秒】のタイムは、38.59秒だった。いつもは40秒台だったのにがんばったようだった。ただし、「呼吸をする時に前を向かないようにすること。キックをしっかりうつこと」と練習中特記事項に書かれていた。
うちに着いてしばらくして息子の友達M君がやってきた。二人はベーブレードで遊んだ。M君はお母さんと一緒に7時頃帰って行った。
夜、「新証言・伝説のタイトルマッチ 〜1975 アリ VS フレイジャー〜」を見た。空しさが残った。