from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

外務省「日本国総領事館緊急一斉通報」から。

5月10日晩、中国衛生部は、四川省において中国国内(香港を除く)第1例の新型インフルエンザ(H1N1)感染事例が確認された旨を公表しました。概要は以下の通りです。
(1)患者は30歳の、米国留学中の中国人男性。男性は、5月8日にNW019便にてセントルイスからミネアポリスセントポール空港を経て東京に到着。8日東京からNW029便に搭乗、9日1時30分に北京首都空港に到着。9日10時50分、3U8882便にて13時17分に成都に到着した。
(2)男性は北京から成都に向かう機中で発熱、のどの痛み、鼻づまり、少量の鼻水等の自覚症状を訴え、成都到着後四川省人民病院に直行して診断を受けた。10日午前、四川省疾病予防コントロールセンターの2度の試験の結果、弱陽性反応が検出され、四川省衛生庁が新型インフルエンザの感染の疑いがあることを確認した。
(3)男性は成都市伝染病医院に隔離された。診断の過程で患者と密接な接触のあったものについても観察が行われている。
(4)衛生部は当該事実についてWHO及び関係各国に通報するとともに、男性と密接な接触のあった乗客の追跡調査を進めている。
この中国人が搭乗していたNW29便には、日本人24名が同乗していた由であり、この24名の方々は中国衛生当局による医学的観察措置(自宅、ホテル又は病院で7日間の医学観察を実施)の対象となる可能性がありますので、防疫上の観点からご協力願います。
また、日本での感染事例が確認されたことに伴い、今後、本邦から当地着の航空機については、空港での検疫が強化される可能性があります。実際、上海以外の空港では、既に機内検疫等が実施されているとの情報もありますので、ご留意下さい。