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子育ての日々の断片を書き綴る

カード破綻

TBS News「米大統領、カード会社に改革求める」。

アメリカのオバマ大統領は、クレジットカード会社の首脳をホワイトハウスに呼び、国民の不満が強い高い利率や手数料などでの改革を強く求めました。
「相次ぐ利率引き上げやワナのような延滞料システムは、どんな理由があろうと廃止しなければなりません」(オバマ大統領)
オバマ大統領は23日、ビザやマスターなどアメリカの主要クレジットカード会社13社の首脳を一堂に集め、「国民の多くが直面している問題を改める」よう求めました。
具体的に、大統領は利子率や手数料の不公正な引き上げから消費者を保護すること、カード利用の規約をわかりやすく表示することなどを求めるとともに、カード会社への監督を強化していく考えを示しました。
アメリカでは、失業の増加でカード破産が増え、カード会社がカード保有者に対する利子率を一気に引き上げるなどの動きが出ていて、消費者の不満が高まっています。

火力の雨降る街角:「MAXED OUT 」・アメリカドキュメンタリー映画』から。

アメリカの人口はおよそ三億人であるが、現在アメリカにおいて発行されているクレジットカードは15億枚だという。まあ、一人で何枚も持っているイメージがアメリカ人にはあるが、やはりイメージ通りアメリカ人はカードを使いまくる・・・。どうもアメリカは政策として国民にカードを作らせ、そして破産させたようだ。2000年より前はそれなりに審査があり、カードを作ることは簡単ではなかったのに、2000年を境に変わったようだ。何があったのか?・・・・。
ブッシュ政権と共にそうなったのだ。
バンクオブアメリカ、USバンク、シティーバンク、ウエルスウァーゴの大手トップ銀行がこぞって学生、外国人、カード破綻者誰でもカードを発行し、延滞料、違約金、利子を高く取る。完全に闇金のやり方である。
2005年には破産乱用禁止法なるものをつくって、中産階級の人々は定職がある間はいくら借金を抱えても自己破産をさせないという法律を成立させる。
そのためアメリカの2008年のカードの負債総額は95兆円になったという。日本の一般会計の国家予算を上回る数字だ。アメリカの全世帯の平均貯蓄額は現在マイナス90万円だという統計もある。
全世界を揺るがすサブプライム問題は、やはり自国アメリカでの被害はすさまじいもののようだ・・・。
最近のアメリカの統計では、カード破産者が契約者全体の7%を超えたという。今年中に10%を超えるのは間違いないと言われている。

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