from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

30年振りに友だちに会った

samso2009-03-15

夜中に妻が何回もくしゃみをするので、何回か起された。
6時前に起きた。まだ窓の外は暗かったが、すぐに竹藪がうっすら見えてきた。天気は良さそうだった。
7時過ぎに下に降り、食堂へ。パンをトースターで焼き、野菜スープとゆで卵とヨーグルトとリンゴをいただいた。そのあと、新聞を読みながら、コーヒー。
食堂を出る前に、昨日ホテルで読んだ京都新聞に掲載されていた五木寛之さんの小説「親鸞」を読んでいたら、吉水の法然の草庵とあったので、旅館の人にそれは何処にあるかのと尋ねたら、それは隣の安養寺のことだと言う。息子を連れて、散歩に出た。すぐ隣に安養寺はあった。階段を登って、お堂のあるところまで行った。この草庵で法然が専修念仏の布教に努め、親鸞もここで法然上人の教えを受けたようだ。ウロウロしていると、鶯が綺麗な声で鳴いた。息子は面白くないようで、先に階段を降りた。下に行っても息子の姿はなかった。部屋に戻ると、ニヤニヤした息子が妻の側にいた。
9時過ぎに宿「吉水」を出た。下に向かって歩いていくとタクシーが停まっていたので、乗って京都駅に向かった。滋賀の石部の友だちのうちに遊びに行くことになっていたので荷物を駅の一時預かりに預け、JRで草津駅まで行った。草津駅草津線に乗り換え、石部駅に着いたのは10時半過ぎ。
迎えに来てくれていた友だちの車に乗って、友だちの家に向かった。途中、国宝になっている三重塔があるというので見学に行った。常楽寺という寺だった。三重塔は1400年に建立されたものだった。33体ある石仏を見た後、本堂の中を見学し、寺を出た。

よく考えると友だちの家を再訪するのは30年振りだったが、そんな年月が流れたとは到底思えなかった。2歳の女の子を連れた娘さんが遊びに来ていた。歓談しながらお昼をいただいた。息子は食べ終わると女の子と一緒に「アンパンマン」のビデオを見ていた。話が尽きず、あっと言う間に2時過ぎになっていた。帰りが遅くなるといけないのでおいとまし、娘さんに草津駅まで送ってもらった。
京都駅に戻り、3時前の新幹線に乗った。そこそこ混んでいて、妻たちと離れて座った。寝ていると息子が起しに来て、「せきがあいたから、きて!」。
5時過ぎに東京駅に着いた。うちに戻ってきたのは6時ごろ。夕飯後、息子がプールに行きたいと言うので連れて行った。更衣室に入って、持ってきた水泳用具を取り出すと、息子の水着が入っていなかった。慌てて取りに戻った。20日に進級テストがあるというのに息子は課題の背泳をやりたがらなかった。ほとんどふざけていて帰る前に1回だけちゃんと背泳で泳いだだけ。
うちに帰ると、息子はテレビを点けた。いつものように「どうぶつ奇想天外!」を見たかったようだがやっていなかった。代わりにテレビ東京の「完成!ドリームハウス」を見た。