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子育ての日々の断片を書き綴る

いよいよ破綻させるときがきた

ロイター「米当局の一貫性欠く金融危機対応、不透明性の一因=地区連銀総裁」。

フィラデルフィア地区連銀のプロッサー総裁は6日、当局の一貫性のない対応が不透明性につながっているとの認識を示した。
アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)やリーマン・ブラザーズのような大手金融機関の経営悪化や破たんに対する当局の一貫性のない対応が市場の不透明性につながっていると指摘。米連邦準備理事会(FRB)はこれを念頭に、破たんした場合金融システム全体を脅かす規模を持つ金融機関を特定し、秩序立った方法で処理するための一段と明白な手続きを策定すべきとした。
ニューヨーク大学が主催する会議で総裁は「ダイナミックな金融システムにおいて破たんは不可避の結果」だとした。「ベアー・スターンズAIGリーマン・ブラザーズの問題で政府の対応は異なり、これが不透明感につながった。この不透明感自体がシステミックリスクの要因となったと言える」と述べた。
一部の金融機関がリスクの高い判断を下したのは、たとえ破たんしても最終的には政府が救済に乗り出すと考えたことが一因だと示唆した。