from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

オブジェクトシアター「KOUSKY VI〜沢則行 meets 中西俊博」を観に行

samso2009-02-28

弱い日差しがあり、午前中は部屋の中でゴロゴロ。眠くなって寝ていたら、「お昼」と声で起された。
息子がボトルを眺めていて、水草の中で死んでいるメダカを見つけた。ヒメダガ3匹、クロメダカ1匹、ヌマエビ2匹、イシマキ貝1匹になった。
息子は妻に任せ、図書館に寄ってから、吉祥寺に向かった。ヨドバシとヤマダをウロウロし、妻に頼まれたイヤフォンを買って、水泳教室に息子を迎えに行った。5分ほど待っていると息子が出てきて、「アイス」。チョコアイスを食べさせながら、ユザワヤに向かった。ユザワヤの1階に入ると、入学コーナーがあった。そこで息子のこくごノートを買って、井の頭線の改札で妻を待った。
妻と落ち合い、井の頭線で渋谷に向かった。5時半ごろに渋谷に着いて、Tさんと落ち合った。オーガニック居酒屋「我や」というところで夕飯を食べるというのでついていった。豚のカツレツ、小松菜のペペロンチーノ、玄米チーズリゾット、玄米ロール寿司、あずき茶等を注文。どれも味は良かった。息子は豚のカツレツはよく食べたが他はほとんど手をつけなった。
 

Tさんの勧めで人形劇「KOUSKY VI〜沢則行 meets 中西俊博」を観るため、6時前に「こどもの城」内の「青山円形劇場」に着いた。

劇場に入るとほぼ席は埋まっていた。7時過ぎに始まった。沢さんというチェコで活躍されている人形師と、人形劇に音楽を添える音楽家中西さんが舞台に現れた。最初の出し物は「マクベス」。人形を操るだけの劇ではなかった。フィギュアシアターまたはオブジェクトシアターと呼ばれているらしい。人形を操る沢さん自体が登場人物になる。中西さんもバイオリンとキーボードを中心に色々なモノを使って音を出して劇を盛り上げ、沢さんが舞台中央にしつらえた小道具を巧みに使って物語が進む。マクベスとその妻の狂気と苦悩が迫ってくる。息子は怖がって、途中から見ないようになった。
2作目は「イモ」。3つのジャガイモに虫のような顔をつけ、ウインナーのような手足をコミカルに動かす。息子はこれは見た。次は、「かぐやとウマ」。かぐや姫の顔は西洋人のようだったが、沢さんの動きは「かぐや」は狂言のようだった。続いて観た「ウマ」は、オウムガイのような貝からウマのような顔が分離した。オウムガイが開くと花びらになった。なんだか分からないうちに終わった。息子は寝てしまった。「なまず」は始まったときに起そうとしたが起きなかった。いも虫のようなものが
空の星に憧れてなんとか近づこうとする「ほし」も見なかった。
お客さんが出した題で即興劇をやるという。最初の題は「おじさん」。OHPを影絵のように使って、おじさん世代が子どものとき遊んだ手裏剣とコンバットのシルエットを使って、おじさんを表現した。次の題は「ビーバー」。どう表現するか悩みながらシートを切ってビーバーを表現しようとし、最後は電球2つと手のシルエットを使って、迫力あるビーバーを出現させた。
「うし」と「赤ずきん」は人形らしきモノは使わず、影絵のようなものだった。牛が弓に射られるシーンは影で表現された牛に向かって弓を射たあと、射られて苦しむ牛を表現した。一人でいかに複数の登場物を表現するか。工夫された多彩な表現が用いられていた。息子がよくうちで一人で遊んでいるがそれを洗練させたような一人芝居だった。うちに着いたのは10時過ぎだった。