from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

操り人形を作った

samso2008-10-24

昨日の夜いったんは止んだ雨が朝まで降り続いていた。
朝ご飯を食べたあと、息子を起こしに行った。「また、筆箱を出したまま。ちゃんと支度ができているか確認して」と声を掛けるとようやくのこと起きあがった。うちを出たときはまだふらふらとしたままで確認している様子はなかった。
通勤時は小降りになったが、昼頃強い雨に変わった。昼休みに外に出た人は足下が濡れ、午後「ああ、気持ち悪い」と何回もつぶやいていた。
帰りもまだ雨が降っていたが、小雨だった。ちょっと会社を出るのが遅れ、駅のホームを駆け下り、電車に近づいたところでドアが閉まった。次の電車に乗り、中野駅で降り、中央線のホームに向かった。階段を上がっていると電車がすでに到着していた。降りてくる人をかき分け、慌てて乗り込んだ。時計を見たがちょっと早めに発車したような。三鷹駅で降り、小走りでバス停に向かうといつもの北裏行きのバスがまだいた。まだダッシュして乗り込んだ。バスはすぐに発車した。バスを降りると雨は止んでいた。学童クラブに着いたのは6時2分前だった。息子が出てくるのを待った。最後の方でようやく出てきた息子は「つくった」と言って、トイレットペーパーの芯と割り箸と糸で作った操り人形を渡した。「おさるだよ」と言い足したが、操り糸がからまって動かない。靴を掃き終わると操り人形を受け取り、からまった糸を直し始めた。「行くよ」「ハ~イ」。返事をしたが動かない。「昨日、約束したんじゃないの?」「ハ~イ」。やっと動き出した。操り人形は預かった。
うちに着いて、操り人形を直し始めた。「ご飯だよ」「もうごはん?したくしてないよ」「ご飯を食べてからでいい」。夕飯を食べ終わってから、「宿題は?」「わかんない」「えっ?何で?」「わすれた」「ランドセルの中を見れば分かるでしょ」。「あった」と言って、算数の宿題を始めた。操り人形のからんだ糸を直し始めたが、元に戻せそうもないので、割り箸から糸をはずして元に戻した。「直したよ」「ありがとう」。

「しゅくだいできた」と言って見せに来た。「どちらが長いでしょう」という算数の問題だった。「これなに?」「しゃりょうが1つぶんながい」。「1両ぶん長いでいいよ。電車は1両、2両って数えるの」「ふぅ~ん」。
「今日は算数のドリルもやるよ」「え~」。「できた」「完璧?」「かんぺき」。3つも間違いがあった。「まちがっている」「どれ?」「教えない」「え~」「さあ、やって」。ずいぶんかかってようやくできた。「間違えのでもう1つ」。今度は完璧だった。
もう8時過ぎだった。ご褒美にテレビを点けた。『鉄道模型ちゃんねる~2時間SP「世界遺産鉄道に挑む究極の模型」』を見た。「センメリック鉄道」「グラーツ」「ハルシュタット」の3つの風景のジオラマを作り、鉄道模型を走らせるというものだった。息子がうっとりとした顔で真剣に見ていた。見終わると、「さるがあそぶばしょをつくる」と言って、紙で猿山のようなものを作り出した。「もう9時半回ったよ。シャワー」「えっ、もう?」「寝るよ」。