from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

ミルクにメラミン

在上海日本国総領事館「粉ミルクに関する健康被害問題について」

昨今、中国産粉ミルクを摂取したことにより、乳児が重い腎障害を来した事件が判明し、大きな問題となっております。
この事件は中国の「三鹿乳業」が製造、販売した粉ミルクを摂取した乳幼児が複数名、腎臓結石に罹り、うち幾人かの乳児が死亡したというものですが、現在、中国政府でも対応に追われているところです。
この事件を契機に、国家質量監督検験検疫総局が全国169社の粉ミルクを分析したところ、別添に示す22社の製品からメラミンが検出した旨、9月16日付けで発表しております。

18日、国家質量監督検験検疫総局は、中国で市場シェア70%を占める、「蒙牛」「伊利」「光明」「三元」「雀巣」など有名ブランドの液体乳製品につき、メラミンが含まれているか検査を行ったところ、「蒙牛」「伊利」「光明」ブランドの下記の製品からメラミンが検出されたと発表しています。
http://www.aqsiq.gov.cn/zjxw/zjxw/zjftpxw/200809/t20080919_90325.htm
なお、国家質量監督検験検疫総局は、専門家による意見として、メラミンの人体への接種につき科学的評価を行ったところ、60キロの成年が、今回メラミンが検出された液体乳製品を一日2リットル超えない範囲で摂取した場合、人体への影響はないとしています。