from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

同じ穴の狢“ブッシュと小泉”

NBonline米景気、“心の不況”が悪影響」から。

「本当は共和党でも民主党でもいい。ミドルクラスを窮状から救ってくれるリーダーであることが重要なんだ」
1月3日、米アイオワ州。大統領候補の指名争いで本命と見られていたヒラリー・クリントン上院議員をバラク・オバマ上院議員が退けた民主党の党員集会でのこと。
風貌に幼さを残す20代のオバマ支持者は、苛立ちを込めて語る。2004年の大統領選ではイラク問題を憂慮していた。だからジョージ・ブッシュ大統領を支持した。だが、今は違う。
「ブッシュにはもうウンザリだ。これからの最重要課題は経済だよ。カネがないと何もできないんだ。オレは医療保険にだって加入できないでいるんだ」
この支持者の声は、アイオワ州の民意を象徴している。格差社会、高額の医療保険、そして忍び寄る不況の影。アイオワ州は、中間世帯所得が約4万4000ドルと全米平均をやや下回り、所得格差を示すジニ係数が全米50州の中で下から7番目という、いわば中流社会。そんな同州が新大統領に求めたのは経済に対する変化だった。