from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

映画「長江哀歌」を観た

samso2007-08-25

今朝も相変わらず気温が高い。
息子も妻も早く起きてきた。結婚披露宴に行くという妻と息子と一緒にうちを出た。息子はこの前買った服と靴が気に入らないとバス停に向かう途中、ぐずった。
お台場に行く二人と別れ、有楽町で降り、シャンテシネに向かう。「長江哀歌」のチケットを買い求めると指定席だった。上映開始時刻までずいぶん時間があったので、ビックカメラ店内をウロウロしたあと、東京国際フォーラム方面へ。「ごはんCafé」と店があって、11時に開店するようなので、木陰で店が開くのを待つ。

11時になって店内に入り、もちもちうどんとミニ穴子丼のセットを注文。うどんは米から作ったもの。確かにもちもち感があった。うどんの汁はちょっと辛すぎ、穴子丼はちょっと甘かった。

ちょうどいい時刻になり、シャンテシネに戻る。チケット売り場には長い行列ができていた。観客のほとんどは年配の人だった。映画予告が始まると眠くなる。うとうとして目が覚めると船が行く長江が映し出されていた。船上のランニングシャツを着た労働者風の男が主人公のようだった。船を下り、16年前に別れた妻を捜す。彼女がいるはずの場所は山峡ダム建設で水の底に沈んでいた。妻の兄がいることが分かり、会いに行く。妻が戻ってくるかも知れないと聞き、沈みゆく町で建物の解体作業でお金を稼ぎながら、妻が帰ってくるのを待つ。もう一人の主人公らしいペットボトルを持った女性が出てきて2年前に音信不通になった夫を捜しに工場に行く。もう夫はおらず、夫が残した荷物だけがあった。夫の軍隊仲間だった知人を訪ね、一緒に夫を捜してもらう。訪れる先々で給水器からペットボトルに水を補給する。夫は見つかり、ダンスを踊ってみるが、心が通わず、離婚すると伝える。携帯電話で連絡を受け、男の方も帰ってきた妻に会う。最後、うとっとしている間に映画が終わった。政府の方針に翻弄されて生活する人々。でもしたたかに生きる。中国でも携帯電話が人を繋げる欠かせないツールになってきている。
うちに戻って、電話すると披露宴がもうすぐ終わる頃とのこと。5時頃、二人は帰ってきた。高円寺の阿波踊りを見に行こうかと誘う。3週間北海道に行っていたR君に会いたいと息子が言うから高円寺でR君母子で落ち合うことにしたと妻。
6時半頃、高円寺の駅に降りるとホームに人が溢れていた。妻がR君ママに電話するがどこにいるのか分からないと言うので、息子を連れて先にホームを降りた。南口しか行けないように誘導され、進んでいくが、阿波踊りをやっている大通りには近づけない。お腹が空いたので、道路脇で売っていた焼きそばとラムネを買った。

食べていると電話がかかってきた。やってきたR君に大喜びの息子。妻たちが焼きそばを食べ終わるのを待って、先に進む。2ブロックほど先に行ってようやく大通りに向かえた。通りに着いても阿波踊りをやっている中央演舞場には近づけない。遠すぎて踊りはほとんど見えない。

少しずつ近づいていって、ようやくエリアの端に到着し、息子を肩車。踊り始めの部分だけは見ることができた。

振り向くとR君のパパが到着していてR君を肩車していた。息子が喉が渇いたと言うので、30分ほど見ていて帰ることにした。帰り道も雑踏の中、牛歩で進むしかなかった。面白かったようで、駅に着くまで息子はときおり阿波踊りを踊った。

うちに戻り着いたのは8時半過ぎ。R君もやってきて、二人はテンションが高いまま遊んでいた。テレビを点けると「ダイナソー」をやっていた。二人は「ダイナソー」を見に来て、ハマってしまった。R君母子は10時過ぎに帰って行った。