from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

映画「しゃべれども しゃべれども」を見た

samso2007-06-30

夜中に妻が知り合いを連れて帰ってきた。朝起きてトイレに行って出てくると、その女性は寝室に移動していた。
子どもは起きてきて、じゃまをする。昨日帰ったR君から電話がかかってきた。まだ医者に行っていないから、戻ってきてから電話すると伝える。
炊飯器のスイッチを入れるのを忘れていて、ご飯が炊きあがったのは9時。食べ終わったのは10時。妻たちがようやく起きてきた。
息子を小児科に連れて行って、蟯虫検査の結果をもらった。結果は「−」だった。その後すぐ、歯医者に連れて行った。「予約してますか?」「ないです」「どうされました?」「保育園の検査で虫歯が2つあると言われてきたので連れてきました」「痛むんですか?」「痛まないようです」「予約の方がおられますので、しばらくお待ちください」。
20分ほど待って診察室から呼ばれた。「処置してあるところが取れてますね」「あ、そうですか?」「はい」「知らなかったです。他にも虫歯はありますか?」「ありますが、大したことはないですね。あと半年もすれば抜ける歯ですから、削って処置をしておきましょう。あとは待合室で待っていてください」。しばらくして、「もうすぐ治療が終わりますから、次の予約をお願いします」。息子が診察室から出てきた。「なかなかった」「痛くなかった?」「はをけずられるとき、いたかったけどね。がまんした」
うちに戻ると、妻がR君のママに電話し、しばらくしてR君母子がやってきた。R君ママは用事があると帰っていった。子どもたちを公園に連れて行くと言って妻たちは出かけた。
ショートショートフィルムフェスティバルにでも行こうかと思って出かけたが、新宿に着くと気が変わり、j-wave別所哲也さんつながりで映画「しゃべれども しゃべれども」を見ることにした。MORNING SESSIONで作家佐藤多佳子さんがゲストでこの映画を紹介していたからだ。
小さなスクリーンだった。10分前に部屋に入ったときには大方席は埋まっていて、前の方しか空いていなかった。右隣はよくしゃべる女性二人、左隣はボリボリよく食べる巨漢の男。映画が始まるとおしゃべりは聞こえなくなったが、食べる音は時々聞こえてきた。
二枚目の落語家が師匠にまだ自分の落語ができていないと言われている。大阪弁の小学生と話し下手な女性と元野球選手に落語を教えることになった・・・。二枚目の落語家を演じる国分太一さんは役にはまっていた。無愛想な香里奈さん、いかつい松重豊もよかった。こましゃっくれた小学生の森永悠希君もがんばってたけど、桂枝雀の落語を生で効いた者にはイマイチだったかなあ。
客席のおばちゃんが本当に落語を聞くように笑っていた。途中でホロリとする場面もあったりして、まあまあの映画だった。エンディングのテーマ曲は、ゆずの「明日天気になぁれ」。映画にぴったりの曲だった。うちに帰る途中、吉祥寺で降り、カブトムシ用のゼリーやエサ台を買い求めた。うちに戻ると、妻は餃子を作っていた。息子とR君は部屋の中で走り回っていた。ベランダで騒いでいるので見に行くと、植木鉢に入れておいた土に水を混ぜてぶちまけ、床をドロドロにしていた。
夕飯が終わると、妻の知り合いは帰ったが、R君は泊まると言う。
テレビを点けるとアニメ映画「茄子 アンダルシアの夏」をやっていた。スペインの自転車ロードレースで走るプロ自転車選手の話。自転車が走り去っていく絵がすばらしい。本物の映像以上に臨場感があった。子どもたちも熱心に見ていた。