寝苦しくて夜中に目が覚めると、息子は体を掻いていた。止めさせようとするが、するりと逃げる。掻くからいつまで経っても皮膚炎が治らない。
二人はいつまで経っても起きてこない。様子を見に行くと「今日は休む」。息子を送っていくというので、一人で食事をし、お粥を作って出勤。今日も晴れ、上着を着ていると暑い。
７時頃退社し、電話すると、喉は痛いが熱は下がり、今レストランで夕飯を食べていると。うちに戻ると、部屋の中は荒れ放題。夕飯を食べていると、電話がかかってきて、友だちのうちにいてもうすぐ帰ると。８時半過ぎに帰ってきた。「なんで散らかっているの？」と聞くと、友だちがうちに来て遊んでいったからだと。
「トム・ソーヤみたい」「ダ〜メ。早く片づけて！」「かたづけたら、みていい？」「ちゃんと片づけたらね」。「できた」「これは？」「は〜い」。「もういい？」「これも」。トム・ソーヤの冒険を１話見終わると「次も見たい」「シャワー」。テレビに切り替えると「スプラッシュ」をやっていた。息子はすぐにシャワーを浴びて出てきた。妻が「スプラッシュ」を見ていて、「もうちょっと見せて」と言うと泣き出した。妻が息子を説得ししばらく見てからトム・ソーヤの冒険に切り替えると最後の５分だけ。息子は、気がついて「ちょっとしか見られなかった」と言ってまた泣いた。
寝室に連れて行って、「絵本読んであげるよ」と言うと「ちいさいきかんしゃ (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)」を持ってきた。
