from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

2007年度予算

FujiSankei Business i 「一般会計は82兆9088億円 07年度予算財務省原案」から。

9月に発足した安倍晋三政権にとって初めてとなる2007年度予算は、経済財政運営のかじ取りが試された。なかでも、約7兆6000億円という、かつてない規模の税収増(前年度当初予算比)をどのように活用するかが最大の焦点だった。
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07年度予算で安倍首相が尾身幸次財務相に指示したのは、財政健全化の指標でもある新規国債発行額だ。首相は「過去最大規模の減額」で4兆4000億円以上を求めたが、財務省原案では4兆5400億円を実現し、新規国債発行額を25兆4300億円まで絞り込んだ。まず国債発行額の厳しい目標が設定されたことで、税収増を理由とした「バラまき」予算に大きな歯止めがかけられた。
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結果として、安部政権は厳しい歳出削減の姿勢は崩さなかったといえる。しかし、その基本方針は、小泉政権時代にまとめた「骨太の方針2006」の枠内にとどまった。しかも、安部首相が掲げる「美しい国づくり」や「成長」「再チャレンジ」といった政策実現のための予算はいずれも小粒で、その効果は未知数だ。