from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

紙飛行機が53.8秒間飛んだ

samso2006-09-24

今朝は3時半頃に目が覚め、しばらくパコソンに向かってからまた寝たため、起きるのが遅く、子どもに起こされた。「パパ、おきて」「もうちょっと寝かせて」」「ボウケンジャー、みたいんだよ」「自分で見てきて」「みたい!」「・・・」
しばらくして、「あたしいのがでてきた」と報告しに来た。
昨日9時半から中央公園で第17回模型飛行機フェスティバルがあると張り紙があったので、9時25分頃、うちを出た。秋晴れだった。子どもは補助輪なしの自転車に乗るというので走りながらついていった。
模型飛行機フェスティバルの受付で200円を渡し、子どもがこれがいいという紙飛行機をもらい、設けてあった工作テーブルに行って、紙飛行機を作り始めた。開けてみると前に作ったことがあるWhite wings Sky Cub IIIだった。風が強くて、紙を押さえながらやっていると、主催されているクラブの人が声を掛け、手伝ってくれる。主翼を型紙から外して、キャンパーをつけて、セメンダインを付けて、洗濯ばさみで挟んでとか言いながら、ほとんどその人が作り上げた。セメンダインが乾くのを待って、試験飛行。凄く高いところまで上がるが、急降下。主翼と尾翼を何回も修正するがなかなか改善しない。先頭におもりを付けましょうと言って、小さく切ったクラフト紙を持ってきてくっつけた。それでも改善しないので、鉛板を持って付けた。そのうちにちょっと滑空するようになった。まだ満足がいくと飛び方をしなくて何回も主翼と尾翼を直した。またちょっとよくなったので、今度は付けた鉛板を取りましょうと言って外した。それで飛ばすとよく飛ぶようになったので、記録を取りましょうと、ストップウォッチを持っている人のところに行き、滞空時間を記録してもらう。1回目13秒、2回目16秒、計測していた人が貸してごらんと言うので渡すと主翼を修正。練習すると20秒ほど飛ぶようになった。3回目、4回目とまだ10秒台。もう一度直してもらって練習すると飛行時間が延びたので、最後の計測をしてもらうことにした。飛ばすとかなり高く飛び、気流に乗った。「サーマルを捕まえた。行った。行った」。旋回しながら南の方へ流されて行った。公園の周りにあるケヤキの方へ飛んでいって見えなくなった。タイムを聞くと「53.8秒」と言うことだった。流されたあたりまで行ってみたが、飛行機は発見できなかった。幻の名機になってしまった。子どもがフライト記録を持って認定書をもらいに行くと、「すごい記録が出たね」と言われた。
子どもにほとんど触らせないまま消えちゃったので、もう一機作ることにした。受付に行くと子どもが一緒に遊びたいと言っていた友だちのM君がいた。子どもたちは「いっしょにつくろうぜ」と言ったけど、M君のお母さんと一緒に作っている間、子どもたちは走り回っていた。「じてんしゃのれるとこみせたら」と言ったら、自転車に乗せ、押すと見えなくなるあたりまで行ってしまった。飛行機が完成したので、何処に行ったのかと探しに行くと、向こうに方から戻っていた。Uターンしないと戻れないはずなので、「どうやって帰ってきたの?」と聞くと「じぶんでのれた」と。自分で自転車を漕ぎ出すことができたようだった。
二人で飛ばしたいと言うので、しばらく飛行機飛ばしをやらせた。そこそこ飛ばせるようになった。クラブのおじさんがやってきて、また尾翼を直してくれた。ちょっと試しにやってみると、また気流に乗ってケヤキの木のところまで飛んでいった。ケヤキの下に行って探すとようやくのこと、飛行機が枝に引っかかっているのが見えた。「あった」と聞かれたので、「あそこです」と言うと竿を持ってきてくれた。持ってきてくれた竿ではちょっと届かず、通りかかったクラブの人が別の竿を貸してくれ、飛行機を取ることができた。
12時なったので、「もうかえろう」と言ってみるが、「Mくんとまだあそびたい」。M君のお母さんがジュースを買いにいて、ジュースを飲ませてようやく帰ってもいいと。自転車に乗ると、慎重に右のペダルを上げ、一人で漕ぎ出した。どんどん先に行くので追いつけない。交差点まで行ったので「そこで止まらないとダメ」と叫んだが、自転車を止めずに行ってしまった。途中で止まっていたので追いついて「ダメじゃん、止まらないと」と言うと「なにもこなかったからいったんだよ」。「来なくても一旦止まらないダメ」「しずかだったので、いったんだよ」。
うちに戻ると、妻に「餃子を作って待っていたのに、もう冷めちゃった」と言われた。お昼を食べると、二人は昼寝をした。子どもの紙飛行機に色を塗り、自分用に買ってきたWhite wings Sky Cub IIIを作ってみた。
4時頃になってもまだ起きてこないので、またプールに行った。5時戻ってくると、子どもが外に出るところだった。「ママにじてんしゃにのれるところみせる」と言うので、飛行機を持って三人で中央公園まで行くことにした。子どもが自転車に乗っていくというので、自転車に乗ってついていった。妻は歩いて後からきた。公園に着いて、飛ばしてみるとそこそこ飛んだ。翼をいじくって、最高で20秒ぐらいは飛ぶようになった。
日が暮れてきて、西の空を見ると夕焼けだった。

夕飯の時に「どうやって自転車に乗れるようになったの?」と聞くと「ぺだるをあげてあしでおすとまえにすすむとかんがたから」と答えた。「賢くなったね」と言うと「ししまいにかんでもらったからね」。鳥取で獅子に噛んでもらったのを思い出したようだった。「じゃー、今日はバイオリン教室に行かなかったから、俳句を覚えようか」。
明日のためにカレーを作って、妻とやっていた俳句のカルタ取りをふざけながらやってきたので、叱ると悪態をついてきた。「もうやらなくていい」と言うと「どうしてなんだよー」と噛みついてきた。何処で覚えたのか、屁理屈を並べて謝ろうとはしなかった。もうそんな年になかったのかと呆れる。