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子育ての日々の断片を書き綴る

ワールドカップ・サッカーの誤審

JMM『「サッカーという鏡」from 911/USAレポート』から。

前半26分の中村選手のゴールは、あれは明らかに誤審であり高原選手が敵GKと接触していた度合いとタイミングを考えると「ノーゴール」という見方が常識的でしょう。
日本向けの中継ではこの問題に関してどのような解説がされていたかは分かりません。ですが、少なくとも米国のESPN2の中継映像では、やや一方的な豪州びいきのコメントは別にしても、その瞬間から会場を覆ったブーイングや、豪州サイドの表情などから見て、ピッチ上に「あれは誤審じゃないか」というムードが明らかであったように見えました。
そのムードは日本の11人にも伝わっていたのは明らかで、2点目3点目がなかなか取れなかっただけでなく、終始豪州の攻撃陣に押されぎみであったのも、この「重苦しさ」のためだったのではないでしょうか。
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もう一つこの試合には「高度な平常心」が求められる局面がありました。それは後半同点に追いつかれた直後に、駒野選手がペナルティエリアで倒された事件です。
アブドルファタハ主審はここで露骨な「お返し」をしてしまいました。何とPKが与えられなかったのです。

朝日新聞日本のゴールは「誤審」、主審認める W杯対豪州戦

12日にあったサッカーのワールドカップ(W杯)ドイツ大会、日本―豪州戦で笛を吹いたアブドルファタハ主審(エジプト)が誤審を認めて謝罪していたことを、試合後に豪州選手が明かした。
問題の場面は前半26分の日本の先取点。中村のクロスを処理しようとした豪州GKシュウォーツァーに柳沢、高原が相次いでぶつかっていた。ボールはそのままゴールに入った。豪州側は直後にファウルだと抗議したが、受け入れられなかった。
AFP時事などによるとシュウォーツァーは「主審があの判定はミスだった、と認めた。あのゴールの5分後、主審に『どういうことなんだ』と聞いたら『すまない。あれは間違いだった』と言っていた」と話した。仮に主審が正式に誤審を認めても日本の得点が取り消されることはないが、主審は試合後、豪州のビドゥカ主将にも「あの判定が結果に影響しなくてよかった」といったという。