香港政府の選挙制度改革法案に反対する「25万人以上」(主催者発表)の市民が4日、香港島でデモ行進し、直接選挙の早期全面実施を求めた。香港政府は法案修正に応じる姿勢を示しておらず、香港議会での21日の採決に向け、中国中央政府を含めた駆け引きが激しさを増しそうだ。
デモは民主派組織やカトリック教区の司教などが呼びかけた。董建華(トン・チエンホワ)行政長官時代に政府ナンバー2の政務官だった陳方安生氏らも参加。「5万人が最低目標」との事前予想を大幅に上回る人々が集まり、「市民を信じ、政治を市民に返せ」などと訴えた。