from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

おもてなし外交

JMM『「空白と停滞の時代」from 911/USA』から。

この12月には京都で、来年初頭にはワシントンでの国賓晩餐会という形で日米首脳会談がセットされています。小泉首相の会うブッシュ政権というのは、こうした状況にあるのだと心得るべきでしょう。イラクにしても、沖縄にしても、BSEにしても、このような政権に対して無理な譲歩をしても何も得るところはないのが正当です。
第一、恩を売っても相手が政治的に消える可能性があるのです。第二に、サマワ辺野古、日本の牛肉輸入の三点は、ブッシュ政権や「国務省国防総省の日本担当」を喜ばせるかもしれませんが、アメリカという大きな社会が困っている大問題には、何の助けにもならないのです。ですから日本として大変な思いをして譲歩をしても、アメリカ社会全体、あるいは次期政権に対して日本への好感を持ってもらう要素になるのかは全く怪しいのです。