from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

空いているのでつい乗ってしまう

神戸新聞めぐる朝 消えぬ痛み 尼崎JR脱線事故から半年

JRと阪急の駅が隣り合う宝塚では、両駅を結ぶ連絡橋に朝から乗り換え客があふれていた。大阪に向かう三田市の会社員上田幸樹さん(47)は「事故はどこでも起こりうる。電鉄会社を信じて乗るしかない。それでも前方車両は避けている」。
JR尼崎駅で、西宮市の女性会社員(25)は「事故前に比べ運転士の安全チェックの声が大きく、回数が多くなった気がして安心感がある」と話す。別の女性会社員は「一、二両目だけは乗りたくないが、ラッシュ時でも空いているのでつい乗ってしまう」と言い残して会社に急いだ。
事故後の運休で影響を受けたJR伊丹駅近くの飲食店。男性従業員(43)は「売り上げは事故前に戻った。お客さんはJRに不安を抱いていても利用せざるを得ないみたい」と説明した。