from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

三鷹の森ジブリ美術館に行った

samso2005-10-23

今日は朝から秋晴れの清々しい一日だった。
お隣のおじいさんがジブリ美術館で映写技師をやっておられるということで、先日ジブリ美術館の入場券をプレゼントしてもらった。今日の10時が指定時間だったので、8時半をすぎても起きて来ない妻と子どもを起こして、9時半頃出かけた。
三鷹駅の南口を出てバス停に向かうと美術館行きのバスが停車していて、10時に着けそうだった。小さいバスだったので1席しか空いておらず、子どもを座らせ発車を待っていると中国語が聞こえてきた。発車間際に親子連れが乗り込んでくると、中国語を話していた女性二人がさっと席を立って、子どもたちに席を譲った。
発車してまもなく妻が彼女たちに話しかけると、台湾の台北から日本に遊びに来て、ジブリ美術館に行くとのことだった。チケットは台湾で買ってきたようだった。
10時ちょっと前に美術館に着くともうかなりの人たちが列を作って入場を待っていた。20分ほど待ってようやく館内に入ることができた。地下1階から地上2階までの吹き抜けになっている中央ホールで台湾の女性たちと別れ、入って右側の「動きはじめ」部屋に入った。トトロの登場人物たちが動いてみえる作り物が気に入ったようで、子どもはじっと眺めていた。そこから動こうとしない子どもを連れ出して、2階のネコバスルームに行った。たくさんの子どもが待っていて、20分ほど待ってようやくうちの子どもの順番が来た。ほかの子どもたちがすぐにネコバスに入ったり登ったりしているのにうちの子どもは徐々に近づいていって眺めているだけ。妻が中に入ったらと呼びかけるとこわごわ中に入った。しばらくじっと佇んでからうようやく窓から顔を出して手を振った。妻が屋根に登れるよと言うが登りかけて止める。係員に声をかけて手伝ってもらいようやく1回だけ登っただけで、交代の時間が来た。
屋上庭園に連れて行くが、まもり神を見せるが怖がって近づかないので、すぐに降りて、常設展示室「映画の生まれるところ」に連れて行った。そこはあまり興味があるものがないようでさっと見ただけ。その先では「アルプスの少女ハイジ展〜その作り手たちの仕事〜」の企画展をやっていた。ハイジの生活風景を再現した模型があって、そこに汽車が走らせてあり、気に入ったようでまたじっと眺めていた。また動かなくなったので、無理矢理連れ出し、お隣のおじいさんが映写技師をやっておられるという映像展示室「土星座」に行った。
しばらく待って中に入って、映写室を見ると馴染みのおじいさんがかっこよく映写機を扱っていた。窓をコンコンと叩くと気が付いてくれて、わざわざ映写室から出てきて、挨拶をしてくれた。映画は「くじらとり」という保育園の園児たちのやりとりとその想像の世界をみせてくれるアニメで大人でも十分楽しめるものであった。子どもは終わるまで黙って見つめていて、映画が終わると分かると立ち上がって、映写室に手を振った。出口に向かって進んでいくと、おじいさんが映写室から出てきて、子どもにプレゼントをくれた。シアターを出て包み紙を開けると、「くじらとり」のパンフレットが入っていた。パンフレットを見せていると、台湾の女性たちがやってきたので、美術館を出て、井の頭池に向かった。天気が良くて公園内を歩くのが心地よかった。池に着いて彼女たちが買ってきたというドーナツを食べた後、公園を出て妻が前から入りたいと言っていた「いせや」という焼鳥屋に行った。タイミングよく待たずに入ることができ、焼き鳥、餃子、シュウマイなどを頼んだ。いつも行列ができているから焼き鳥はすごく美味しいのかと思っていたが、それほどでもなかった。
店を出て台湾の女性たちと別れ、バスに乗って帰ってきて歩いていると信号待ちをしている知り合いに出会った。こうちゃん公園に子どもを遊ばせに行くと言うから、中央公園でこどもまつりをやっているから行ってみようと誘った。妻は眠いからと言って帰った。
中央公園に着くと、バーベキューを楽しむ人たちとお祭りに来た人たちで賑わっていた。おこどもまつりを見に行くと、もう片づけているコーナーもあった。近くのテントを覗くと、牛乳パックの紙でカミコプターというのを作っていた。十字に貼り付けた紙にマジックで色を塗ってくださいと言われ、子どもにやらせようとしてもやらないので仕方なく塗ってやる。塗り終わって係の人に渡すと穴を開けてくれて、竹とんぼを飛ばすような棒をくれた。棒に十字の紙を指して回して、竹とんぼのように飛ばすものであった。うちの子どもにはまだ棒を回すのは難しいようでなかなか飛ばなかったが、棒を一緒に離すことでちょろっと飛ばすことができた。

木工をやっているコーナーに連れて行って釘を打たせていたら、もうお仕舞いですと声がかかった。子どもはもっとやりたかったようで、もう帰ろうというと泣き出した。こうちゃん公園で子どもを遊ばせるという知り合いと別れ、うちに帰ってきた。
疲れて昼寝をしている間に妻と子どもはインド人宅に出かけた。インド人の双子ちゃんが喘息にかかったということで武蔵境の病院まで行くことになったようで、8時半過ぎにようやく帰ってきた。