from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

ブログのジャーナリズム

小林恭子の英国メディア・ウォッチ『「ブログ 世界を変える 個人メディア」のダン・ギルモア氏が来日』から。

米国のネット業界、ブログのことに詳しい人なら超有名らしい米国のジャーナリスト、ダン・ギルモア氏が、今日本に来ている。
26日の夜、銀座のビルで、氏の、We the Media という本の邦訳版「ブログ 世界を変える 個人メディア」(朝日新聞社)の出版を記念して、セミナー・トークのイベントが開かれた。
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(ブログでジャーナリズムをやるとき、お金を稼ぐのがむずかしいのではないか?)
ブログのジャーナリズムで、お金を稼げないからだめ、とは思わない。生計を立てるという部分と、書いたものがジャーナリズムかどうかは、別。書いたものの中で、あるものはお金を稼げるだろうし、あるものは稼げない。しかし、大部分は稼げないだろう。お金を稼ぐからあるいは稼がないから、ジャーナリズムである、ないという考えには危険性があると思う。
(お金を稼げないなら、何故ブログジャーナリズムをやるのか?)
よりよい市民になるため、とでも言っておこうか。私たちみんな、お金を稼がなくてもやることは、一杯あると思う。
ブログには様々なコメントがくる。時々、こちらに挑戦してくるようなコメントも。事実の間違いを指摘してくれたり。今まで、こっちの間違いを指摘してくれるようなコメントからのほうが、ブログのことを誉めてくれる人よりも、多くを学んだ。私が間違っている、といってくるような人から、最も学んだと思う。