from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

愛・地球博は大成功?

開幕前の中日新聞の「愛・地球博特集」から。

愛知万博の総事業費は1900億円で、支出は会場建設費1350億円と、運営費550億円に大別される。運営費の7割に当たる390億円を賄うのが、入場料収入。1500万人の来場者目標を前提に、収支を均衡させる計画だ。
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一方、会場建設費は国と地元自治体、民間の3者で450億円ずつ負担する計画。大枠で目標は達成できる見通しだが、民間負担分のうち、公営ギャンブルからの助成金は目標の6割の130億円と難航気味。それでも企業からの現物寄付が当初予想を上回る100億円に達し、公営ギャンブルの穴埋めは可能という。

閉幕直前の読売新聞「愛知万博 きょう閉幕 黒字数十億の見通し」から。

協会では、会場内の改修などに要した費用約70億円や、閉幕後の施設撤去費用の約70億円を差し引いても、収支は数十億円の黒字となると見ている。

運営費が黒字だったというだけ。国と地元自治体が使ったらしい900億円は?「周辺インフラ整備等名目で投入された税金、公金の総額が1兆8000億円(講談社調べ)」に上るらしいが、「経済効果は愛知、岐阜、三重の東海3県で1兆2822億円に上る」らしいから、辻褄が合うって。「空港島の埋め立て工事や連絡鉄道、万博会場の建設など2大事業のインフラ整備で2000−04年度に約2兆円の需要が創出された」という言い方もあるようだ。

閉幕後の毎日新聞愛知万博 閉幕から一夜、リニモはガラガラ 前途多難?

愛・地球博愛知万博)の閉幕から一夜明けた26日、会場への主要な交通手段として活躍したリニアモーターカーリニモ東部丘陵線)」は、期間中の大混雑がうそのようにガラガラの状態になった。今後は地域の足としての役割が期待されるが、利用者数が予想通りに伸びなければ累積債務を解消できず「負の遺産」となる恐れもある。リニモにとっては前途多難な「再スタート」となりそうだ。
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リニモの総事業費は約1000億円。このうち橋脚などの建設費641億円を国、愛知県などが負担し、車両や軌道などの事業費356億円は同社が支出した。現在は多額の債務を抱えた形で、同社は15年後に単年度黒字に転換させ、26年後に累積赤字の解消を目指す。

だんなの屋根裏部屋「万博後のリニモ」から。

万博開催中は輸送力の不足を指摘され、藤が丘や万博八草で1時間近い乗車待ち時間も生じましたが、日常の足としては小粒の車両3両編成が10分間隔というのは十分かなと思います。
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愛知環状鉄道のアクセスが便利になれば、瀬戸方面や豊田方面から名古屋市内へのアクセス手段ともなり得ます。地域が一体となれば可能性を秘めた路線だと思います。