from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

小さな政府

JMM「『from 911/USAレポート』第217回「イン・チャージの功罪」」(冷泉彰彦)から。

いまだに明治の薩長政府の名残をひきずっている日本の行政府は、はじめに国家ありき、そして当初は知事が任命制であった都道府県、そして市町村という序列を残しています。ですが、アメリカの場合は、その順番が逆なのです。移民してきて入植し市町村を形成するのが
先、それが州となり、そして州が連合体として連邦を形成している、そうした順番になっているのです。
特に古典的な共和党の「小さな政府論」というのには、市町村や州に実質的な行政権を委ねて、連邦政府は機能を限定するということが信念として入っています。

アメリカの小さな政府にはそれなりの理由があるのだ。