from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

油荒(3)

在広州日本国総領事館の「広東ニュース」から。

広州石油化学集団によると、今年1月から7月までのガソリン・軽油生産による赤字は3.2億元、うち今年7月は1トンあたり1300元、合計1.08億元の赤字を計上し、生産すればするほど赤字が拡大する構造。(南方日報)
18日、中国石油集団は珠海高欄港に合計5万トンの軽油及びガソリンを積載した船舶を到着。その後すぐ1500トンが広州に運送される。(南方日報)

nikkeibp.jp

現在、全国各地で石油が不足がちとなっている。福建省福州市税関は先ごろ、同省上期の石油製品輸入額は前年同期比65.6%減となる21万5500トンであったと発表した。福建省では今年、自動車11万台が新たに増加する見込みで、また8月からは海漁が解禁されているため石油製品需要はさらに拡大している。
また黒龍江省の民営給油所は従来、中国石油化工股フン有限公司(中石化。SINOPEC)から石油製品を購買していたが、現在製品入荷はない。東北地区は元々石油製品供給の便が良くなく、さらにロシアは今年の対中石油輸出量を3割削減する計画であることから、これら地区の石油製品不足に拍車がかかるものと予測されている。
このほか山東省チンタオ市の給油所では1回の給油量を制限、民営の給油所では固定客のみに製品を販売、中には97号燃料だけを販売するものもある。雲南省ではすでに半月余りにわたり90号ガソリンが不足、昆明市に近い安寧市の給油所では1カ月以上93号ガソリンの入荷がない状態となっている。【中国化工報 2005年08月19日】