from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

「先憂後楽」か

11時頃、テレビを見ていたら、福岡で震度6弱地震があったと報道された。後の情報では、

20日午前10時53分ごろ、福岡市の北西約20キロの玄界灘震源地とする強い地震があり、福岡市東区中央区、福岡県前原市佐賀県みやき町震度6弱を観測し、九州北部を中心に強い揺れがあった。九州各県の警察本部によると、福岡市内で女性(75)1人が死亡。福岡、佐賀、長崎県で20人が重傷、176人が軽傷を負った。福岡市内の住宅19棟が全壊、161棟が半壊し、九州で610棟の一部が壊れた。うち震源近くの同市西区・玄界島では住宅16棟が全壊するなどほぼ全世帯が被害に遭った。

という地震だった。「マグニチュード6クラス以上の地震は、福岡県糸島郡で家屋などに被害が出た1898年8月10日の地震以来107年ぶり」だとのこと。災害は思いもかけない地域に起こるものだ。

地下鉄サリン事件」から、今日で丸10年を迎えたとのこと。まだ後遺症で悩む人が大勢おられるようだ。

今日は、イラク開戦2周年でもあり、全米各地で反戦デモが行われた。

夜、旧「シルクロード」の「天馬のふるさと」を見た。1981年2月に放送されたものだ。喜多郎の音楽と石坂浩二の語りが懐かしい。

のろし台を目印に、東から西へ、西から東へと旅するキャラバンが、
史跡を残し、攻防を繰り返す漢と匈奴、唐とトッケンの軍馬が、
同じ道を疾駆した。
そして、十三世紀、ジンギスカンは怒濤の軍を進めた。
まぎれもなく、この道は、
「ハミより、バリコンを経、河を渡り、ローマに至る」
と、西域図記が示す天山北路である。

この番組でも紹介されてたメロン「哈密瓜」(ハミグァ)は、上海にいたとき、夏によく食べた。炎天下、岩塩を採取している場面で、「先憂後楽」といっていたが、あの人たちの「後楽」とはなんだったんだろう。