from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

今日も一日じゅう雨。

昼過ぎに日本食品館に買い物に行った。レジで28.5元と表示されたので、200元を先に渡し、5角がないかとズボンのポケットを探し、5角を差し出すと、もう100元くれという。「200元渡した」というと「本当ですか?」と疑われた。「確かに渡した」というと、レジに入っている100元札を数えだした。そのあとで「本当に200元くれましたか?」と聞かれ、「出したよ」と答えると、渋々お釣りを差し出しながらまた「本当ですか?」と聞いてきた。「間違いないよ」と答えたが、店員はまだ疑っているような顔をしていた。

以下は、上海エクスプロアに掲載された記事である。
「上海人は年々、確実に豊かになってきている。
これは紛れもない事実だと思う。2005年になって、上海市統計局が上海市内の3000戸の都市住民を対象に調査を行ったところ、なんと80%以上の市民が現在の生活に対して満足しているという回答を発表している。
まず、上海人の収入は確実に増えているようだ。すでに調査では、一人当たり平均の年収が1万元を突破しており、とくに長寧区や徐匯区では平均年収が16000元以上となっている。この調査では月収5000元以上を高収入者としているが、高学歴者を中心に高収入者が増えている。
 さらに、各家庭がもつ不動産に関しても、すでに「商品房」と呼ばれる自分の不動産物件を持っている人は29.2%に達している。2件以上のマンションなどの不動産を所有している上海市民も21.7%、さらに3件以上のマンションを持っている市民も2%いる。30代から40代にかけての年齢層を中心に、マイカーを持っている人も増えてきた。現在マイカーをもっている家庭は100戸あたり5.3台で、とくに30-39歳の世代に関しては100戸あたり9台と飛びぬけて多い。この世代は大学などで教育をうけて、外でバリバリ仕事をしている世代でもある。」
年収が1万元(約13万円)しかないのに、どうして自分の家をもてるの?結構ボロなアパートでも30万元近くはするというのに。一日食費に20元使ったとして、年間で食費は7000元いる。年収が1万元だと、あと3000元しか残らない。上海市統計局の調査は、満足していそうな3000戸を選んで対象にしたものなのか。日本語が割と良くできる大卒で、あまり実務経験の中国人の月給は、2500〜3500元程度。上海人ならいいが、地方から来ている人は、アパートを借りないといけないから、使えるお金は、月1500〜2000元程度。そういう人達は、全然満足していない。