from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

また、暑い夏が戻ってきたような一日だった。

朝から知り合いのために、アパートの契約に行った。金曜日に妻が不動産屋に見せてもらい、内装が綺麗だったので、その日のうちに日本にいる知り合いに電話をし、OKが取れたので決めた。

うちのアパートから歩いて10分ぐらいところにあるアパートで、部屋は5階だった。リビングとベッドルームがそれぞれ1室。内装、置いてある家具も綺麗だった。その部屋の隣に住む夫婦のどちらかの兄弟の家族で大家さんが住む予定で改装したばかりとのことだった。その家族は別の所でもっと広いアパートの部屋を買ったようだ。

こちらでは、アパートの部屋の持ち主が同じアパートの部屋に住んでいることが結構ある。同じアパートに住んでいるのだから、そんなにお金持ちには見えない。今日あった大家さんもそうだった。ローンでアパートの部屋を買い、貸しているのに違いない。上海では不動産価格が恐ろしい勢いで上昇しているから、儲かるものと思っているようだ。

アパートの契約を終え、近くのレストランでお昼を食べたあと、妻が急に子供の髪が伸びたので、散髪屋に行こうと言い出した。嫌がる子供を散髪屋に連れて行き、抱きかかえて、バリカンで丸坊主にしてもらった。頭を刈ってもらっている間、ずっと泣いていた。もう少しというところで、逃げ出したので、生え際の処理はなしにしてもらった。妻は自分の頭もカットしてもらうといい、待っていると、パーマもかけると言い出したので、子供を連れて、先に帰ってきた。帰ってきて、お風呂に入れ、嫌がるのをなんとか誤魔化し、生え際の髪を整えた。

妻が帰ってきて言うには、今日行った散髪屋の従業員は、オーナーから住居と食事を提供され、理容料金の一部を受け取って、生活しているようだ。マッサージ師と同じような雇用の形態だ。